職人の経験とこだわり
さまざまな野球練習ギアやアイデア商品の印象が強いフィールドフォースですが、実は国内有数の機材を揃えた『グラブ工房』をもっています。
オーダーグラブ/ミットの生産が主ですが、購入いただいたグラブの型付けや使用しているグラブのメンテナンスの依頼もたくさん入ってきます。
作るだけじゃない!
フルサポートするグラブ工房!
そんな自慢のグラブ工房で指揮をとるのが中国のグラブ工場で修業した篠原工房長です(画像中央)
※グラブの製作についてはこのブログの後半でご紹介します
「まだまだ勉強中です」と日々謙遜する篠原工房長ですが、毎日毎日グラブと真剣に向き合う自身の経験とこだわりを商品として提案しました。
それがグラブの型付けに必要なグラブハンマーです。
そもそも型付けって?
グラブを購入した際に「型付け」「湯もみ」「スチーム」などという単語を聞いたことがあるかと思います。
新品のグラブはガチガチに硬く、力を込めてもボールが掴めるほど握ることはできません。
大人であっても不安なくキャッチボールができる状態になるまでには時間がかかります。
ましては子どもの握力では使えるのは数か月後…
そんな時に多くのスポーツ店で行っているのが先述した『グラブを握れるぐらい柔らかくする作業』なのです。
ボールを捕るために、各指の曲げたいところを叩きガチガチの状態から『握れるように曲がる癖』を付けていくのです。
この作業を行う際に使うのがグラブハンマーなのですが…
- 重量
- 形状
- バランス
- 操作性
- 安全性
- 腕への負担
すでに世に販売されているものもいくつかありますが、すべてベストな商品にはなかなか巡り合えません。
理想を求めてサンプル製作
グラブ職人として作業する工房長自身が使いやすい仕様が形になれば、グラブにこだわる野球ユーザー、保護者の方が自身で型付けできるのではないか!と、商品開発会議でも満場一致で進めていくことになりました。
両サイドの形状を丸と平にすることで、これ1つでそれぞれに適した作業を可能にするだけでなく、さらにこだわったのが…
\グリップエンド/
小指側にこの引っ掛かりがあることで、手から抜けていく心配がなくなります。
そのため必要以上に力を入れて握る必要がなくなり、腕力や握力への負担も大きく軽減されます。
まさにこのちょっとしたポイントがグラブ職人だからこそのこだわり仕様です。
\強度面も改善/
使いやすさを追求した形状になり使い心地も最高!と試していた矢先…
実際に型付けに使用していたサンプルのヘッド部分と持ち手の部分が外れてしまいました。
問題点は【接着強度】です。
すぐに生産工場に伝えて木材に適した強力な接着剤に変更し改善しました。
\ 完 成 /
グラブ職人の経験とこだわりが詰まったグラブハンマーの完成です。
これですべての野球人がグラブ職人のノウハウを活かして、自分のグラブをこだわって型付けすることができます!
グラブ職人直伝の型付け方法は →こちら← よりご覧ください
国内有数の設備がそろったグラブ工房
完成したグラブの型付けについて記載しましたが、それ以前のグラブを作る工程の一部をご紹介します。
30以上あるパーツをミシンで縫製していきます
レースといわれる紐を均等幅に裁断します
ロゴラベルやオーダー文字を刺繍します
縫い合わせた本体にレースを通していきます
その他にも細かなパーツの縫製や厚さの調整も行っています
このように現在は5名のスタッフでフィールドフォースだけでなく、グループブランドのGlom(グロム)のグラブやミットを製作しています。
Glomの公式ページは →こちら←
直接職人さんに相談してグラブをオーダーしたい!
グラブ大好き!製作過程を見てみたい!
型付けの方法を教わりたい!
大切なグラブを修理してほしい!
そんな子ども達、もちろん一般の方や保護者の皆様もぜひ一度グラブ工房にお越しください。スタッフ一同お待ちしております!